Vine Linux 6.2 に 今度は Canon PIXUS MG5530 のスキャナドライバーをインストールする。 [Linux]
スキャナーはあんまり使わないのだけれど、一応使えるようにした。MG5530は複合機だし。
今回もプリンタドライバーと同様にソースからインストールする。
まず、 gimp-devel をインストールしておく、今回のバージョンは 2.6.12-2vl6 。synaptic の簡単インストール。
(*sane-devel, libusb1-devel も必要だった。 2018-01-20追記)
次に、Canon の web ページから下記をダウンロード
scangearmp-source-2.20-1.tar.gz
これをどこか適当なディレクトリに置いて、そのディレクトリに移動した後、下記を実行。
$ rpmbuild -tb scangearmp-source-2.20-1.tar.gz --with build_common_package
そうすると、 /home/hoge/rpm/RPMS/x86_64 に下記のファイルができているはず。
scangearmp-common-2.20-1.x86_64.rpm
scangearmp-mg2400series-2.20-1.x86_64.rpm
scangearmp-mg2500series-2.20-1.x86_64.rpm
scangearmp-mg3500series-2.20-1.x86_64.rpm
scangearmp-mg5500series-2.20-1.x86_64.rpm
scangearmp-mg6400series-2.20-1.x86_64.rpm
scangearmp-mg6500series-2.20-1.x86_64.rpm
scangearmp-mg7100series-2.20-1.x86_64.rpm
scangearmp-p200series-2.20-1.x86_64.rpm
確認できたら、/home/hoge/rpm/RPMS/x86_64 に移動したあと
su になって、下記を実行。
# rpm -ivh scangearmp-common-2.20-1.x86_64.rpm
# rpm -ivh scangearmp-mg5500series-2.20-1.x86_64.rpm
これで完了。
ネットワークスキャナとして使う場合は Gimp を起動して使う。
設定方法は下記。
http://hi-take.seesaa.net/article/386700393.html
PCがネットワーク上のスキャナを探すのに比較的時間がかかったが、
すこしのあいだ我慢して待ったらうまく探してくれた。
とりあえずう動いてくれている。
今回少し手こずった部分があるので下記に経緯をのこす。
プリンタドライバーの時はソースの中に rpm パッケージの作り方が書いてあったが、
スキャナドライバーのソース(scangearmp-source-2.20-1.tar.gz)の中にはそれがなかった。
scangearmp-source-2.20-1.tar.gz を解凍して、中をいじくっていて、
autogen.sh を実行した時、下記のエラーが出た。
checking for GIMP... no
configure: error: Package requirements (gimp-2.0 >= 2.0.0) were not met:
No package 'gimp-2.0' found
Consider adjusting the PKG_CONFIG_PATH environment variable if you
installed software in a non-standard prefix.
Alternatively, you may set the environment variables GIMP_CFLAGS
and GIMP_LIBS to avoid the need to call pkg-config.
See the pkg-config man page for more details.
どうも pkg-config で gimp が見つからないようなのだが、
gimp はよく使うのでインストールされているはず。
おかしいと思い、/usr/lib64/pkgconfig を探してみるも、確かに無い。
どうして?と思って synamptic でインストー状況を調べてみたら、
gimp 自体は入っていたのだが、gimp-devel が入っていなかった。
なので、gimp-devel 関連を synaptic でインストールした。
(足りないと困るので gimp 関連のパッケージはだいたい入れちゃった。)
それから、ソースの中を覗いていたら、SPECファイル(scangearmp-common.spec)があるのに気づいて、
それで、プリンタとの時と同様にrpmbuild で rpm パッケージを作った。
プリンタの時は機種名を指定して特定機種の rpm のみ作ることができたが、
スキャナの場合はうまく行かなかったので、指定せず実行したら全部のモデルの rpm が作られた。
まぁ、これはこれで問題は無い。
rpmbuild にオプションの --with build_common_package を付けたが、必要がどうかはわからない。
エラーも無くうまく行ったので付けておいても問題ないだろう。
長いオプションの文字列入力はめんどいけどね。
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